BD FACSAria^™ Fusionフローサイトメーター

卓越したマルチカラー解析を実現するセルソーター

Overview

安全性と高性能なセルソーター技術の融合

BD FACSAria™Fusion セルソーターは、包括的で高度なセルソーターおよびバイオセーフティーソリューションを実現するため、ソーティング機能とバイオセーフティーを融合しています。

完全に統合されたバイオセーフティーキャビネットは、オペレーターやサンプル保護の要件だけでなく、バイオプロテクションに関する多くの国の基準を満たしています。

BD FACSAria^™Fusion セルソーターは、BD FACSDiva^™ソフトウェアを使って、ワークステーションからのフローサイトメトリーデータのセットアップ、取り込み、解析を効率よく制御します。BD FACSDiva^™ソフトウェアは多くのBDセルアナライザーやセルソーターに共通であり、BD FACSAria^™Fusion セルソーターと互換性があります。

詳細はBD FACSAria^™Fusionセルソーターのカタログをご覧ください。

BD FACSAria^™Fusion セルソーターは実績に基づく信頼性と使いやすいさを兼ね備えたシステムです

BD FACSAria^™Fusion システムはアップグレード可能で、下位互換性があります

BD FACSAria^™Fusion セルソーターのバイオセーフティーキャビネットは、ClassII TypeA2のバイオハザード対策キャビネットです。
高精度の流体および光学システムを組み込んで、信号検出を最大化しています。
ファイバーから発するレーザーにより、マルチカラー解析での各蛍光色の検出感度と解像度を向上させています。
研究室の予算や現場の要求事項に合った構成を選択した後でも、アップグレードによって、レーザーを追加し、BD FACSAria^™ Fusion セルソーターを拡張することが可能です。

詳細はBD FACSAria^™Fusionセルソーターのカタログをご覧ください。

Drop Delay 値の設定を簡略化する BD FACS^™ Accudrop 技術

ソフトウェアは、自動で Drop Delay 値を設定し、一定のブレークオフを保つように自動調整します。この自動調整システムをスイートスポットと呼びます。
ノズルやサンプルラインなどに詰まりが生じた場合、スイートスポットの自動補正が中断されると同時に、ソーティングを停止して、回収チューブを保護します。
キュベットを通過した後、ストリームはノズルによって加速され、ソーティングのための液滴が形成されます
粒子の測定はノズルの上部で行なうことから、光学系やラミナーフローへの影響なしに、ノズルの挿入・取り外しが可能です。
BD FACS^™Accudrop 技術がDrop Delay 値の設定を簡略化します

インデックスソーティング機能

96ウェルプレートなどの複数位置ソート・デバイスにソートされた細胞の細胞表面表現型を調べることができます。
ソーティングプレートの位置情報は、ソート回収デバイスのX・Y軸に従って、イベントごとに利用できます。
ソーティング後の結果は、特定細胞のフロー特性を正確に追跡することができます。

BD とBaker 社が共同開発したキャビネットは、バイオセーフティー基準に適合し、省スペースを実現

バイオセーフティーキャビネット（BSC）は、気流の方向、量、速度を制御して、有害な粒子をオペレーターから遠ざけます。

BD FACSAria^™ Fusion セルソーターは、BSC付きでも、BSCなしでも購入が可能です。セルソーターとBSCはシームレスにフィットするように設計されているため、BSCをオプションとして後から追加購入することも可能です。BSCの追加設置は約1日でおこなえます。
BSCは、ソーティング時のエアロゾルの暴露からオペレーターを保護し、キャビネットとは独立して作動する内蔵のエアロゾル・マネジメント・システム（AMS）によってエアロゾルを排出します。
サンプル・インジェクション・チャンバーからサンプル回収用のチューブまで密閉された経路、ClassII TypeA2バイオセーフティーキャビネット、エアロゾルマネジメントシステムによりエアロゾル・マネジメントの冗長性を持たせています。
これらのシステムは独立しているため、個別に検査して、最適な機能とバックアップ保護を確保することができます。

PERFORMANCE

マルチカラーおよびソーティングのための感度

光軸の固定を可能とするフローセル方式、固定の光学系、ソフトウェア制御によるセットアップにより、ソーティングと解析を簡略化しています。

レーザーの照射位置が固定されたクオーツキュベットフローセルとゲルで接合された集光レンズです。この構造により、レーザーがサンプルストリームへのレーザーの焦点がより的確になり、最大シグナルを発し、最大の蛍光シグナルを検出できます。光学系が固定されていることで、光軸調整が不要となり、起動にかかる時間が短縮され、再現性が向上し、毎日の精度管理も自動化できます。

集光効率が向上したことで、高速ソーティングにおいてもマルチカラー解析に必要とされる解像度が確保されます。

フローセルは、Side Population(SP)および細胞周期解析に対する分解能も向上しています。